ロシアン・ジョストボ(トレイ) <マウスを重ねると絵が変わります> Designed by Slava Letkov, Painted by Rei Osuga
ジョストボとは
モスクワ近郊にある小さな村ジョストボがロシアのフォークアートの中心地となり、17世紀に中国からヨーロッパへ伝わった漆塗りのミニチュアアートから発祥したと言われています。
ジョストボの技法は、国が運営する工房で研鑽され、技術者はマエストロの称号で讃えられています。 作品は主にブリキのトレイに描かれ、冬の厳しいロシアで花を活ける代わりにインテリアとして飾られるため、デザインが華やかで色鮮やかです。
ジョストボは、繊細なストロークでリアリスティックに描かれるのが特徴で、図柄は花・鳥・果物・風景などがデザインされ、縁飾りの細かい模様と共に、多くが黒をバックにして描かれています。そのため、日本の蒔絵のような雰囲気も感じられます。
大須賀礼とジョストボ
ジョストボのペインターとして、ロシア政府からマスターの称号(日本の人間国宝にあたる)を与えられているのは、現在、スラバ・レトコフ(Slave Letkov)氏ただ一人と言われています。
スラバ・レトコフ氏によるジョストボの技術指導が日本で始められ、彼から直接学んだ日本人数名がマスターの認定を受け活躍しています。そのマスター認定一期生である大須賀礼は、更に上の資格であるグレードマスターの認定を日本で初めて受けました。
現在、大須賀礼は、ジョストボの作品を個展で発表しながら、後継者育成のためアトリエで指導を行ない、ジョストボの良さを更に日本のみなさんに理解していだけるよう活動しています。
ジョストボと漆器
日本のみなさんが、暮らしの中でジョストボをもっと身近に楽しめるよう、漆塗りの和食器や小物にジョストボを描きました。ジョストボと漆器を大須賀礼が初めて組み合わせたのです。
ジョストボは図柄の花や鳥などが映えるよう、背景を黒にすることが多いです。漆器と組み合わせることで、より深みのある漆の光沢が繊細なジョストボのモチーフをより引き立たせます。
大須賀礼の描いた漆器シリーズには、ご購入いただける作品もあります。
大須賀礼主宰のアトリエReiではジョストボ教室を開催して、入門からアドバンスコースまで、どなたでも学ぶことができます。
お問合せ、ご質問はメールにてお願いします。
( お問合せ先: atelier@<ここを消す>reiosuga.jp )
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